心療内科に行ったときの日記。
ある認証心理士から学ぶことがあった。
伝えたいこと
・お金をいただくということはプロとしてお客さんの問題解決に真剣に向き合うこと
・お客さんへの配慮を欠いてしまったらもはや”誰でも”できる
事実
2月に心療内科に行ってきた。以前受けたWAISテストの結果を聞くために。
そもそもWAISテスト自体が1万円くらいかかった。高すぎる。
けど、そのテストをやることがADHDの状態を把握するために必要な検査だということもあり、受けることになった。ADHDの自分の能力と特性がどんなものか知るために。
けど、驚愕のことが起きた。
テストを受けたら当然、テストの結果を教えてもらえるものだと思っていたのだが、なんとテストの結果(点数)を聞くためには別途、認証心理士のカウンセリングを受けなければいけないのだ。(えっ!何コレ!?)
つまり、別料金!!しかも、1万円!!!
なんじゃそりゃ!?
テストと診断結果を聞くのがそれぞれ別のお金がかかることを知っていたらWAISテストを受けていなかったかもしれない。なぜ、そんな大事なことを「事前」に教えてくれなかったのか。先生に対して、少々、怒りが湧いてきた。(←ごめん)
しかしながら、心療内科に行くにはいろいろお金がかかる。でもまぁ、WAISテストをもう受けちゃったわけだし、受けるだけじゃ意味がない。肝心の自分の点数はどれくらいか把握しないと意味がない。また、WAISテストの解説を受ける時、認証心理士から”軽い”アドバイスがもらえるということを聞いた。
自分はどんな特性があって、その場合はどんな仕事が合っているか、アドバイスをしてくれるらしい。
プロからのアドバイスもいただけるなら、100歩譲ってお金を払ってアドバイスを受けてみようということになり、受けるとお伝えした。そして、そのアドバイス当日、更なる驚愕なことが起きた。
1時間近く待って診察ルームに入っていったら事前に説明は1時間くらいと言われていたが、15分くらいで終わり。
しかも、淡々と紙に書いてあることを読み上げて「ここまでで何か分からないことはありますか?」と確認して、また、次の項目を読み上げて、最後に軽いまとめを読んで、「説明は以上になります。最後に何か分からないところがあれば質問してください」とだけ言って、終了。
はっ?
何これ詐欺??
嘘だろ…
さすがに酷すぎる。
紙に書いてあることを読み上げるだけなんて、誰でもできる。
「この分野では点数が若干、低めなので平均より少し下ですね」
「この分野は平均を大きく上回るので、この部分だけ平均以上ですね」
「この能力を活かすなら、あまり思考力を使わない単純な工場のような作業がいいでしょう」
↑こんな感じでひたすら読んでるだけ・・・。
何が不満かというと、俺の心情を汲み取ってもらえていない(感情は置いてきぼりにされた感がある)。
ただ、一方的にサラサラっと紙に書いてあることだけを言われて、てっきりもっとカウンセラーの傾聴とか寄り添いみたいなアドバイスがあると思っていた。←これは俺の勝手なバイアスだが、あまりにも心理的配慮がなさすぎる。こんなのBotでいいじゃん!いやまじで、Botに説明させれば十分レベルだと本気で思った。これで1万円かぁ。
ケチとかケチじゃないとかの話の前に、さすがにこれは”金とるってレベルじゃねーぞ!!”と叫びたくなった。
最後に俺から「すいません、じゃあ今の私にあう仕事とかってあったりしますか?」と聞いたら、「頭の使わない単純な工場とかの仕事が向いているかもしれませんね」と、言われただけ。
↑アホだな。あなたは俺のことをまるでわかっていないっw 正直にいうと、ムカついた。
しかも、「ここまでで何か分からないところがありますか?」って、こちらから質問しないとアドバイスも貰えないって終わっていないか?アドバイスをするためにお金をもらっているんじゃないの?私はプロじゃないんだから、どんな視点で話を聞けばいいか分からないでしょ( ; ; )
これはグチじゃなくて、プロとしてお金をいただいているんだから、そこを分かりやすくアドバイスできなかったら、お金をもらう権利がない。アドバイスするって言ってお金をもらっているのに、こちらが聞かないとアドバイスがもらえないなんて、ビジネスのコンサルだったら返金レベルの話だと思う。マジで。
分からないところがありますかじゃなくて、そこを理路整然とクライアントに分かりやすく自分から説明できるからこそのプロ。そのためにお金をもらっているんでしょ。そこの感覚が麻痺してしまったら、もはやそれは商売といえない。つまり、認証心理士なんていうのはただの飾りで、認証心理士の皮を被った”ただの人”以外にない。アドバイスするする詐欺に引っかかってしまった気分。いやぁ、こんなことがあるのか、いい勉強代になった。
抽象化
今回のことで分かったことが2つある。それは、
・お金をいただくということはプロとしてお客さんの問題解決に真剣に向き合うということ
お客さんの問題解決に誠心誠意を持って取り組むこと。これを忘れてしまってはいけないなと思った。
「この説明で勘違いしないかな?」
「ここを説明するときはちょっとショックを受けるかもしれないから、そのあと、こんな話をしてフォローしようかな」
「お客さんの気持ちをちゃんと汲み取ってるかな?気持ちを置いてきぼりにしていないかな?」
など、お客さんの”気持ち(感情)”にしっかり寄り添うことが何より大事だと思った。
それらの配慮を欠いたものは誰でもできる。マジでこれからの時代、AIにとって変わられる職業だと思う。
・お客さんへの配慮を欠いてしまったらもはや”誰でも”できる
これは本当にそうで、お客さんへの”心”の配慮を欠いたものは誰でもできる。別にプロでもなんでもない。だって誰にでもできるんだから。あなたがいる意味がない。ただ淡々と説明だけするなんて、日本語が読めれば誰でもできる。そうなってしまっては、お金をいただいている以上、債務不履行だし、何より、クライアントをガッカリさせる。
だって、誰が”ただ説明だけする話”なんてお金を払って聞きたい?
アドバイスがもらえるっていうのは、ただ事務的に文字を読み上げるのとは違うでしょ?
そこにはある程度の”期待”、「どんなアドバイスがもらえるんだろう」みたいな一種のワクワク感みたいなものも含まれるでしょ。お客さんの想像を超えていけば、感動になる。想像以下だとがっかりになる。どうせ仕事をするなら、お客さんの想像を超える感動を生む仕事をしたい。ただ、説明する”だけ”の人、つまり、お客さんの心への”配慮”を欠いた仕事はしたくない。そんなの誰でもできるんだから。
具体化
俺が仕事をするときは、肩書き(権威)や環境におちぶれることなく、お客さんの心への配慮を忘れずにするようにしよう。そこをしっかり考えられてはじめて、お客さんに満足してもらえる仕事になると思った。どんな仕事であれ、お金を払ってくださるお客さんがいるのだから、そのお客さんの悩みを解決して、「この人に任せてよかったな」と満足してもらいたい。そして、また何かのご縁で「この人に任せたい」と思ってもらえたら嬉しい。
まとめ
・お金をいただくということはプロとしてお客さんの問題解決に真剣に向き合うこと
・お客さんへの配慮を欠いてしまったらもはや”誰でも”できる
そして、プロ意識を持て
以上
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